赤い指
東野圭吾 作
おばあちゃんはボケてなんかなかったんだよ!
ナ、ナンダッテーΩ ΩΩ
ネタバレでした(´Д`;)
この作品、小さくまとまっているんだけど、凄く綺麗にまとまって良い。
東野圭吾の作品は、みんな構成がしっかりしていて読後感がいいね。
「~…!続く!」みたいな感じがなくて一つの世界で完結している感がGOOD。
さて、この話、加賀がカッコよすぎ、という点につきるでしょう。
観察眼とか、推理力とか、刑事ってカッコ良い!って思える。
雰囲気は『マークスの山』合田雄一郎に似てる。
孤独と煙草を愛し、仕事と使命を果たすため生きる。
カッコいいじゃないですか(´ω`)
しかし『さまよう刃』でもそう思ったけど、作者は現代人の若者の描写がややマスコミっぽいけど丁寧で上手い。
現代人若者の内面の辿り方であれば、舞城王太郎も凄いと思ったけど、東野圭吾は非常に言葉を洗練して出してくるから、要所要所だけ頭に入ってくるのが小気味良い(´∀`)