S.Qを未だ惰性で買い続けているところへ俺的ビックタイトルががが
遠藤達哉『月華美刃』 2010.6より新連載!!
前作『TISTA』では主人公のおかれる壮絶な環境や、それに抗う人間の感情を徹底的に掘り下げて描いて見せたところを個人的に高く評価していました。
『月華美刃』の予告カットを見ていた限りでは、このタイトルに刀を持ったおてんばな女の子から、だいぶ前作でのダークな世界観を一変して来たな、と思わせられました。
まあ、巻頭カラーで始まる冒頭は「おてんば姫竹之内カグヤ」とでも言うようなサブタイトルがつきそうな展開。
しかし、しかああしっ!
そこはやはり遠藤先生。
本家と分家の覇権争い、王室とテロの暴力と謀略。
挙句故郷を追われる悲運の皇女である主人公ことカグヤ。
初回が「序の噺」となっているように、カグヤが月を追われ地球へ逃げ出す場面までを丁寧にかつ高いテンションで描いていて、ぞくぞくしました。
(第一話を読んでトロン・ボーンがD.Sを追われた展開を思い出したのは俺だけでいい(´д`;))
あと、これは良いのか悪いのか第二話以降の展開が全く読めない。
最終目的は月に還って、(おそらく)分家に奪われた覇権奪還なのだろうけど、お伽話の竹取物語よろしく求婚ネタとかやっていくのだろうか?
さっぱり読めないけど、それもまた楽しみの一つ。
納得いかないのは巻頭カラーが『迷い猫オーバーラン!』だったことか。
『月華美刃』でいいのにね。
今後S.Qは当分この『月華美刃』と『青の祓魔師』のために買い続けられそうです(´ω`)