『データの罠―世論はこうやって作られる』
縁のある先生の本なので、買って読みました(´∀`)
読後の感想としては、普段からデータっていうものが持つ胡散臭さというか、信憑性の無さというか、そんなものを的確に指摘してくれて、のどもとがすっとした感じでした。
特に印象的なのは、回収率が50%を切るアンケートなどからくるデータは、ほんとに信憑性に乏しいってことが証明された、ってとこですかね。
そりゃ回収率5割切ってたら、そのデータは未解答の5割以上の人の意見が反映されてないから、データとしての意味が弱いですわな。
あとは、特にデータの収集に関する前提条件ってやつでしょうか。
ちゃんとした条件でデータを集めなければ、その結果もいい加減なものになると。
こういう新書ってのは、あまり手に取らないのですが、これを機会に色々読んでみたくなりましたよ。
なんというか、物語の本を読むよりも読後心に残るものは少ないのですが、確かに自分の中に知識として実用的なものが根付く感覚がいいですね(´∀`)
今度はつぶれないさおだけ屋の本でも読みましょうか。